言葉、言語について
スイスは、フランス語のほか、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語を使用する他言語国です。
首都のベルン、スイス最大の都市であるチューリッヒを含む63.5%の地域がドイツ語(スイスドイツ語)を使用し、国際機関の本部が置かれるジュネーブやローザンヌなど22.5%の地域がフランス語を標準語としています。
8.1%の地域がイタリア語、0.5%の地域がロマンシュ語を話しますが、ロマンシュ語については絶滅の危機にあります。
スイスでは、フランス語の他に、地域によってドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語が公用語になっています。
スイスで使用されるドイツ語は「スイスドイツ語」といい、ドイツやオーストリアで使用される一般的なドイツ語とは異なります。
フランス語については、数字の数え方にフランスとスイスでは少し違いがありますが、それ以外には強い方言やなまり、言い回しなどはなく、世界各国で使用されるフランス語とほぼ同様です。(フランスで問題なく通じるフランス語です。)
観光について
スイスの観光といえば、アルプス山脈に属する標高4,478mの高さを誇るマッターホルンや、映画「007」の舞台となったシルトンなどの山が有名です。
また、大都市チューリッヒも観光地として人気です。
しかし、このような観光地の労働者の多くは、他の欧州からの移民がであることはあまり知られていません。
そしてもちろん、観光名所には多くの観光客で溢れています。
有名な観光地であればあるほど、スイス人に出会うことやスイスの生活を体験することはできないのです。
スイスでは是非、小さな街も訪れてみてください。
わたしの出身地イベルドン(Yverdon-les-bans)は、ローザンヌから電車で20分のところにあります。
週末にはマルシェが開かれ、多くの地元の人が買い物に訪れます。
世界一物価が高い国ですが、湖で泳いだり、ハイキングを楽しんだり、夜にはキレイな星空を眺めるなどお金をかけずに楽しむ方法を簡単に見つけられます。
また、古い歴史を誇るお城がたくさんあります。
是非、本物のスイスの生活を体験してみてください。
食について
グリュイエールというスイス産のチーズを使ったチーズ・フォンデュがもっとも有名です。
フォンデュの食べ方には実はルールがあります。
スイスでフォンデュを食べるときには、ぜひレストランで訪ねてみてください。
そして、チーズ料理でもっとおすすめしたいのがラクレットです。
茹でたじゃがいもや野菜に溶かしたチーズをスライスしてのせて食べる料理で、こちらもスイスの定番料理です。
また、是非おすすめしたいのがスイスワインです。
あまり知られていませんが、スイスはワインの名産地です。
しかし、生産量が少なくスイス国内で生産し尽くしてしまうため、スイス以外の国で呑むことはほとんど不可能なのです。
海外輸入量は国内生産の1%です。
もうひとつおすすめしたい飲み物があります。
rivella(リベラ)という炭酸飲料です。
味は、ジンジャエールに似ていますが、あるスイスの名産が原材料に含まれています。
それは何でしょうか?
ぜひ、現地でお試しください!