ローザンヌにあるボーリヴァージュ・パレス(Beau Rivage Palace)は、世界のセレブリティに愛されたレマン湖畔にあるクラシカルなホテルです。フランス解放後、60代を迎えていたココ・シャネルは、スイスへ移住し、このホテルを拠点に働きづめだった心身を休め、ゆるやかな時間を過ごしました。

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香水にドレス、ジュエリーなど、次々とファッション界に革命をおこしたココ・シャネルは、フランス南西部の街で生まれ、孤児院で育ちます。
好奇心旺盛で時代感覚に優れ、仕事が大好きだったシャネルは、お針子からはじまったファッションの仕事で、やがて、帽子や婦人服デザイナーとして頭角を現します。
ジャージー素材のドレスやキルティングのバッグなど、当時、女性が身に付けるものとしては珍しかった実用的なアイテムで、やがてモード界を席捲することになります。

しかし第2次世界大戦後、ナチスの将校と親密な関係にあったことが報道され、フランス中でバッシングを浴び、故国を離れてローザンヌへと移り住んだのです。

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70代で満を持してモード界にカムバックし、再び多忙な世界へと舞い戻るも、パリでは「ホテル・リッツ」に滞在し、ローザンヌの森に家を購入するなど、心の故郷はいつもローザンヌにあったことが伺えます。

パリで87年の生涯を終えると、ローザンヌの中心地、ボワ・ドゥ・ヴォー墓地(Cimetiere du Bois-de-Vaux)に埋葬されましたが、これも本人の遺言だったといわれています。

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大理石のお墓は、今でも彼女が大好きだった白い花で美しく飾られています。

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Références ー 参考文献 ー

『ココ・シャネル 伝説の軌跡 (マーブルブックス)』ジャスティン・ピカディ
『ココ・シャネルが教えてくれること』カレン・カーボ

Direction ー 行き方 ー

Hôtel Beau-Rivage Palace(ボーリヴァージュ・パレス ホテル)

地下鉄(Métro)「Ouchy-Olympique」下車、徒歩6分

 

Cimetière du Bois-de-Vaux(ボワ・ドゥ・ヴォー墓地)

Lausanne駅(Lausanne gare)のバス停1番乗り場「Maladière」行きに乗ります。
終点の「Maladière」で下車、徒歩3分
シャネルのお墓は、墓地内の住所「第9区130号」です。